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2017年07月31日 (16:48)

小学校の英語教育の指導方法を学ぶ【土岐市教育研究所】

土岐市教育研究所は、
土岐市立土岐津小学校
(土岐津町土岐口・市岡敬校長)で、
「小学校外国語活動研修」を行った。
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現在の小学校5・6年生は、
英語に親しむための「外国語活動」を、
年間35コマ(時間)受けている。
平成32(2020)年度から、
次期学習指導要領が実施されると、
「外国語活動」の開始学年が、
現行の5年生から、3年生に早まるほか、
5・6年生については、「外国語活動」から、
教科書を使う正式な教科「外国語科」になる。
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また、授業時間も段階的に増やされ、
3・4年生の「外国語活動」は、
現行はゼロ時間だが、
平成30(2018)年度から、
平成31(2019)年度までは、
年間15コマ(時間)に、
平成32(2020)年度以降は、
年間35コマ(時間)に増える。
5・6年生については、
現行は35コマ(時間)だが、
平成30(2018)年度から、
平成31(2019)年度までは、
年間50コマ(時間)に、
平成32(2020)年度以降は、
年間70コマ(時間)に倍増する。
なお、増えた時間を確保するのに、
ほかの教科の時間は減らせないため、
「総合的な学習の時間」(総合学習)で、
振り替えるという。
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土岐市では、土岐津小学校を、
平成29(2017)年度から、
平成31(2019)年度までの3年間、
研究指定校(モデル校)とし、
市内のほかの小学校よりも先駆けて、
英語教育に取り組んでいる。
土岐津小学校は本年度、
「ゆとりの時間」を活用し、
3年生で5~10コマ(時間)程度、
4年生で10~15コマ(時間)程度、
「外国語活動」を行う予定。
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本日の「小学校外国語活動研修」には、
土岐津小学校の教諭28人をはじめ、
市内のほかの学校からも、
教頭や英語教諭らが参加し、
計約40人が学んだ。
講師は、岐阜聖徳学園大学教育学部の
加納幹雄教授が務めた。
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加納幹雄教授は、
「小学校における英語教育の在り方は、
30年前から、議論が行われていたこと。
平成10(1998)年ごろには、
総合的な学習の時間の使い方によって、
英語教育をやりたい小学校と、
英語教育をやらない小学校が生まれ、
凸凹(デコボコ)になってしまった。
次期学習指導要領が実施されると、当然、
コミュニケーション能力の育成が求められるが、
さらに、思考力・判断力・表現力などの育成も、
求められる。
これは、外国語科だけの『縦軸学習』にとどまらず、
ほかの教科にも横断する『横軸学習』の指導方法を、
考える必要がある、ということ」などと教えた。
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続いて、土岐津小学校の2人の教師が、
受講者を児童役にして、模擬授業を実施。
英語を学ぶための雰囲気づくりの方法や、
英語によるあいさつの仕方、
英語を使ったゲームなどを提案した。
加納幹雄教授は、
「児童の学習の習熟度について、
すべてを評価するのは、現実的には無理。
『指導はするけど、評価はしない』
ということも大事。
また、英語でゲームを行う際は、
なるべく現実的な設定を考えよう。
リアリティーを児童に感じさせることで、
英語への興味がわく」と、助言を与えた。
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