2022年02月10日 (14:35)
猪倉高志さんが大賞に輝く【第9回・菊池ビエンナーレ】
陶芸作家の猪倉高志さん(土岐市下石町・
59歳・猪倉髙志・いくらたかし)が、
公募展「第9回・菊池ビエンナーレ・
現代陶芸の〈今〉」で、大賞を受賞した。
土岐市役所を訪れ、加藤淳司市長に喜びを語った。
大賞作品は、3月21日(月曜日・祝日)まで、
「菊池寛実記念 智美術館」
(東京都港区虎ノ門)で展示中。
本日は、大賞作品と同じ技法で制作した、
姉妹作品(15年以上前の過去作品)を持参した。



菊池ビエンナーレは、
公益財団法人菊池美術財団が、
現代陶芸の振興を目的に、
平成16(2004)年度から隔年で開催。
9回目の今回は、279点の応募があった。
猪倉高志さんは、
マグカップなどの製陶業を家業とし、
昭和64/平成元(1989)年に、
多治見市陶磁器意匠研究所を修了。
今回は、作品名「線を解き放つ」
(高さ41・8センチ×幅24・2センチ×
奥行き24・2センチ)を出品した。
壺(つぼ)と蓋(ふた)で構成する、
「器形(うつわがた)のオブジェ」(無釉)。



猪倉高志さんは、
「半磁土をろくろ成形し、乾燥後、粗削り。
それを素焼きし、
メッシュのサンドペーパーで、面取り。
その後、1200度で本焼成し、
さらにサンドペーパーで磨く。
削るだけで、200時間以上かかった。
同じような技法を用いている作家さんもいるが、
多くの人は『面』を意識している。
わたしは『面』よりも『線』を意識し、
線の動きで、能動的な作品に仕上げている。
今回の作品は、『線』に自分の『心』を重ね、
『心の解放』を表現した」と述べた。



59歳・猪倉髙志・いくらたかし)が、
公募展「第9回・菊池ビエンナーレ・
現代陶芸の〈今〉」で、大賞を受賞した。
土岐市役所を訪れ、加藤淳司市長に喜びを語った。
大賞作品は、3月21日(月曜日・祝日)まで、
「菊池寛実記念 智美術館」
(東京都港区虎ノ門)で展示中。
本日は、大賞作品と同じ技法で制作した、
姉妹作品(15年以上前の過去作品)を持参した。



菊池ビエンナーレは、
公益財団法人菊池美術財団が、
現代陶芸の振興を目的に、
平成16(2004)年度から隔年で開催。
9回目の今回は、279点の応募があった。
猪倉高志さんは、
マグカップなどの製陶業を家業とし、
昭和64/平成元(1989)年に、
多治見市陶磁器意匠研究所を修了。
今回は、作品名「線を解き放つ」
(高さ41・8センチ×幅24・2センチ×
奥行き24・2センチ)を出品した。
壺(つぼ)と蓋(ふた)で構成する、
「器形(うつわがた)のオブジェ」(無釉)。



猪倉高志さんは、
「半磁土をろくろ成形し、乾燥後、粗削り。
それを素焼きし、
メッシュのサンドペーパーで、面取り。
その後、1200度で本焼成し、
さらにサンドペーパーで磨く。
削るだけで、200時間以上かかった。
同じような技法を用いている作家さんもいるが、
多くの人は『面』を意識している。
わたしは『面』よりも『線』を意識し、
線の動きで、能動的な作品に仕上げている。
今回の作品は、『線』に自分の『心』を重ね、
『心の解放』を表現した」と述べた。



