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2022年03月15日 (12:55)

家食をおいしくする器などを提案【セラテクノ土岐が第59回展】

土岐市立陶磁器試験場・セラテクノ土岐
(土岐市肥田町肥田)は、
本日、3月15日(火曜日)から、
「第59回セラテクノ土岐展」を開いている。
会期は3月31日(木曜日)までで、
時間は午前9時から午後5時まで。
入場無料で、会期中は無休。
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セラテクノ土岐は、昭和33(1958)年に開所。
同年に、第1回展示会を開き、
以後ほぼ毎年、研究成果を発表している。
今年の主な見どころは、
①家食(いえしょく)をおいしくする器の提案
─餃子(ギョーザ)の食器&唐揚げの食器─。
②アップサイクル釉薬の提案
─飛騨家具の釉&美濃和紙の釉─。
③素地を白く見せる技術の検討。
④商品のブラッシュアップアドバイス事業の成果報告。
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①では、冷凍食品や総菜として人気がある、
唐揚げとギョーザに注目。
唐揚げは、電子レンジに入れた際、短時間で、
中まで温まるように、素地に炭化ケイ素を混ぜた、
「レンジ用ピック」を開発。
ギョーザは、皿の裏側に持ち手が付いている、
「ひっくり返し皿」で、フライパンから移しやすい。
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②では、岐阜県の特産品
「飛騨家具」と「美濃和紙」の『産廃』に着目。
家具の製作で出る端材や大鋸屑(おがくず)と、
和紙の原料で使う楮(コウゾ)の外皮を、
それぞれ灰にする。
水簸(すいひ)で、不純物を取り除いた後、
陶磁器の釉薬の原料「天然灰」として、
利用できないか、研究したもの。
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19TN1_1120.jpg20TN1_1123.jpg21TN1_1126.jpg
③は、磁器用の粘土「並土」(なみつち)が、
入手しにくくなる中、磁器には適さない色付きの土を、
白化粧(しろげしょう・コーティング)することで、
代替できないか、実験したもの。
色付きの土で、成形・素焼きをした後、
隠蔽(いんぺい)剤や添加剤の配合を変えていき、
並土と同様の白さを目指した。
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④は、土岐市内の窯元・製陶所・陶磁器商社などが、
株式会社小野デザイン事務所(愛知県豊田市)の
デザイナー・小野彩子さんから、指導を受けたもの。
小野彩子さんは、
自身のデザイン力を押し付けるのではなく、
各社が得意とする技術や社風を尊重した上で、
商品展開に協力。
新商品の開発だけではなく、
既製品のブラッシュアップにも力を入れ、
その成果を並べている。
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問い合わせは、セラテクノ土岐
(TEL0572─59─8312)まで。
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