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2022年05月26日 (16:05)

加藤三英さんが岐阜県伝統文化継承者表彰(功績者)を受賞

陶芸家の加藤三英さん《土岐市下石町・54歳・
かとうみつひで・大雲窯(だいうんよう)》が、
令和3(2021)年度・
岐阜県伝統文化継承者表彰
」を受賞。
表彰状の伝達式が、土岐市役所で開かれ、
山田恭正教育長が手渡した。
伝達式の終了後には、
加藤淳司市長への受賞報告が行われ、
加藤三英さんが喜びの声を語った。
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土岐市出身の加藤三英さんは、
岐阜県立多治見工業高校の窯業科・
京都芸術短期大学の陶芸科を卒業した後、
京都府立陶工高等技術専門校を修了。
京都で陶芸活動を開始したが、
平成7(1995)年に土岐市へ戻り、
家業の製陶業を継いだ(2代目)。
平成20(2008)年からは、
人間国宝の陶芸家、加藤孝造氏に師事している。
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卓越したロクロ技術を生かし、
黄瀬戸・粉引・灰釉を中心に作陶。
過去には、岐阜県立多治見工業高校専攻科で、
非常勤講師を勤めた経験も持つ。
平成30(2018)年には、
土岐市の姉妹都市・イタリアのファエンツァ市へ、
加藤淳司市長(当時・副市長)らと一緒に、
派遣された
令和3(2021)年5月から、
公益社団法人美濃陶芸協会の副会長を務めており、
美濃陶芸界のリーダーの1人として、活躍している。
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13TN1_6710.jpg14TN1_6707.jpg15TN1_6689.jpg
加藤三英さんは「20代の陶芸家が1人、
美濃陶芸協会に入会してくれたが、
30代の会員がいないのが現状。
また、灰や薪(まき)、土、長石など、
陶芸に必要な材料のうち、良い物が、
なかなか手に入らなくなってきた。
現在、薪窯(まきがま)を築窯中で、
将来は、志野にも挑戦してみたい。
今後は、自分の陶芸の追求と、後進の育成を、
両立できるように努めたい」と語った。
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なお、岐阜県では過去、表彰制度として、
「岐阜県伝統文化継承者顕彰」と、
岐阜県伝統文化継承功績者顕彰」を設けていたが、
平成31/令和元(2019)年度に一本化し、
「岐阜県伝統文化継承者表彰」とした。
岐阜県伝統文化継承者表彰には、
「永年功労者」と「功績者」があり、
加藤三英さんは、土岐市の推薦を受け、
「功績者」で受賞した(分野は無形文化財・陶芸)。
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