2022年05月27日 (12:34)
瑞浪市の渡辺石材が親子三世代で卓越した技能を継承
株式会社渡辺石材(本社・瑞浪市日吉町)の
渡邉龍さん(25歳・わたなべりょう)が、
今春、令和4(2022)年3月に、
国家資格「一級石材施工技能士」に合格した。
龍さんの父で、現社長(4代目)の
渡邉政百さん(54歳・わたなべまさお)も、
平成9(1997)年に、
同じく「一級石材施工技能士」に合格。
龍さんの祖父(3代目社長)、
渡邉徳三さん(83歳・わたなべとくぞう)は、
昭和34(1959)年に、
香川県小豆職業訓練所(石工科)から表彰されており、
親子三代が、卓越した技術を受け継いでいる。






渡辺石材は、大正5(1916)年に、
日吉桜御影石(ひよしさくらみかげいし)を、
採掘・販売する「渡辺石材砿業所」として創業。
昭和43(1968)年に、
墓石や石材の加工・販売を開始した。
平成4(1992)年に、
「有限会社渡辺石材」となり、
平成18(2006)年に、
「株式会社渡辺石材」となった。
渡邉家の先祖は、衆議院議員(1期)などを務めた、
渡邉徳助氏(1872─1950・わたなべとくすけ)。






石材施工技能士は、
国家検定制度(技能検定制度)の1つで、
「石材加工作業」・「石張り作業」・
「石積み作業」の3種類がある。
渡邉政百さん、渡邉龍さんともに、
「石材加工作業」で合格。
渡邉龍さんが受けた実技作業試験は、
硬石(御影石)を使用し、制限時間6時間で、
規定の石製品を制作するというもの。
コヤスケやビシャン、ノミ、鎚(つち)といった、
石工道具を駆使し、浮き彫り文様
(浮彫り紋様・厚さ6ミリ)などを、
すべて手作業で行った(小叩き仕上げ)。






祖父の渡邉徳三さんは、
「孫が、跡を継いでくれただけで、うれしい。
あとは、早く結婚して、
ひこ(ひ孫)の顔を見せてくれたら」と目を細め、
父の渡邉政百さんは、
「技能士の資格が無くても、石工はできる。
それでも練習に励み、技能士を目指すのは、
自分の技術を高めるためのチャレンジであり、
お客様の信頼と信用に応えるための
技術の証し(あかし)でもある」と語った。
渡邉龍さんは、
「技能五輪全国大会に向けた練習や大会での経験が、
一級技能士の練習や実技作業試験でも生きた。
技能五輪全国大会で金賞を獲得し、そして今回、
一級石材施工技能士の資格も取得できたが、
これからもさらに、技術を磨く必要がある。
お客様から、安心して依頼され、
地元に愛される石屋になりたい」と意気込む。
渡邉龍さん(25歳・わたなべりょう)が、
今春、令和4(2022)年3月に、
国家資格「一級石材施工技能士」に合格した。
龍さんの父で、現社長(4代目)の
渡邉政百さん(54歳・わたなべまさお)も、
平成9(1997)年に、
同じく「一級石材施工技能士」に合格。
龍さんの祖父(3代目社長)、
渡邉徳三さん(83歳・わたなべとくぞう)は、
昭和34(1959)年に、
香川県小豆職業訓練所(石工科)から表彰されており、
親子三代が、卓越した技術を受け継いでいる。






渡辺石材は、大正5(1916)年に、
日吉桜御影石(ひよしさくらみかげいし)を、
採掘・販売する「渡辺石材砿業所」として創業。
昭和43(1968)年に、
墓石や石材の加工・販売を開始した。
平成4(1992)年に、
「有限会社渡辺石材」となり、
平成18(2006)年に、
「株式会社渡辺石材」となった。
渡邉家の先祖は、衆議院議員(1期)などを務めた、
渡邉徳助氏(1872─1950・わたなべとくすけ)。






石材施工技能士は、
国家検定制度(技能検定制度)の1つで、
「石材加工作業」・「石張り作業」・
「石積み作業」の3種類がある。
渡邉政百さん、渡邉龍さんともに、
「石材加工作業」で合格。
渡邉龍さんが受けた実技作業試験は、
硬石(御影石)を使用し、制限時間6時間で、
規定の石製品を制作するというもの。
コヤスケやビシャン、ノミ、鎚(つち)といった、
石工道具を駆使し、浮き彫り文様
(浮彫り紋様・厚さ6ミリ)などを、
すべて手作業で行った(小叩き仕上げ)。






祖父の渡邉徳三さんは、
「孫が、跡を継いでくれただけで、うれしい。
あとは、早く結婚して、
ひこ(ひ孫)の顔を見せてくれたら」と目を細め、
父の渡邉政百さんは、
「技能士の資格が無くても、石工はできる。
それでも練習に励み、技能士を目指すのは、
自分の技術を高めるためのチャレンジであり、
お客様の信頼と信用に応えるための
技術の証し(あかし)でもある」と語った。
渡邉龍さんは、
「技能五輪全国大会に向けた練習や大会での経験が、
一級技能士の練習や実技作業試験でも生きた。
技能五輪全国大会で金賞を獲得し、そして今回、
一級石材施工技能士の資格も取得できたが、
これからもさらに、技術を磨く必要がある。
お客様から、安心して依頼され、
地元に愛される石屋になりたい」と意気込む。
