2022年06月08日 (12:43)
土岐市消防本部が豊生ブレーキ工業で消防訓練【危険物安全週間】
土岐市消防本部は、豊生ブレーキ工業株式会社の
土岐工場(土岐市泉町久尻)で、
危険物安全週間に係る消防訓練を行った。



土岐市消防本部では、毎年、
危険物安全週間《毎年6月の第2週
(日曜日から土曜日までの1週間)。
令和4(2022)年度は、
6月5日~6月11日》に合わせて、
危険物を扱っている土岐市内の事業所などで、
消防訓練を実施。
ただし、新型コロナウイルス感染症対策のため、
令和2(2020)年と、
令和3(2021)年は行っていない。



豊生ブレーキ工業株式会社の土岐工場は、
工業団地「土岐アクアシルヴァ」内にあり、
自動車用部品を製造。
全社員約150人を対象にした、
「自衛消防隊」を組織し、年1回以上、
防災訓練に取り組んでいる。



本日の消防訓練は、土岐工場の屋外で、
工具「電動サンダー」を使用していたところ、
塗料や油脂などが入っている「危険物倉庫」に、
火花が飛び、引火したと想定。
火災(煙)を発見した社員が、
「訓練、火事だ!火事だ!」と叫びながら、
火災報知器を鳴らすと、管理者の社員が、
従業員の避難と消防署への通報を指示した。
勤務中の社員のうち、約90人は避難し、
初期消火班に所属する約10人が、
消火器を持って、現場へ駆け付けた。



最初、初期消火班の社員が対応したが、
火の勢いが収まらないため、消防隊に引き継いだ。
土岐市消防本部からは、消防職員13人・
指揮車1台・水槽車1台・化学車1台が出動。
水槽車から吸水し、化学車から放水した。
消防職員らは、耐熱服を着て対応したり、
化学車の上部にある放水銃を使ったりした。



豊生ブレーキ工業株式会社土岐工場の
中山告工場長(つぐる)は、
「土岐工場で、土岐市消防本部さんと、
コラボ訓練を行ったのは、今回が初めて。
消防士の皆さんの訓練を見て感じたのは、
『絶対に火事は出せない』、
『絶対にご迷惑は掛けられない』ということ。
土岐工場としては、防災訓練はもちろん、
まずは『火を出さない』ことを大前提にしたい。
その上で、万一の際、初動が早くできる訓練を、
積んでおかなければならないが、
『訓練のための訓練』なら、やる必要は無い。
今後も、今回のように本番を意識し、
しっかりとした訓練を行っていきたい」と述べた。



土岐市消防本部の安藤成正警防課長(しげまさ)は、
「人による失火以外にも、地震など、
自然災害による火災が考えられる。
その場合は、土岐市内において、
危険物火災が、多発するかもしれない。
土岐市消防本部としては、そんな状況を、
再認識できた訓練だった。
豊生ブレーキ工業の皆さまには、今後も、
防火管理と計画的な消防訓練を、
継続していただきたい」と講評した。



土岐工場(土岐市泉町久尻)で、
危険物安全週間に係る消防訓練を行った。



土岐市消防本部では、毎年、
危険物安全週間《毎年6月の第2週
(日曜日から土曜日までの1週間)。
令和4(2022)年度は、
6月5日~6月11日》に合わせて、
危険物を扱っている土岐市内の事業所などで、
消防訓練を実施。
ただし、新型コロナウイルス感染症対策のため、
令和2(2020)年と、
令和3(2021)年は行っていない。



豊生ブレーキ工業株式会社の土岐工場は、
工業団地「土岐アクアシルヴァ」内にあり、
自動車用部品を製造。
全社員約150人を対象にした、
「自衛消防隊」を組織し、年1回以上、
防災訓練に取り組んでいる。



本日の消防訓練は、土岐工場の屋外で、
工具「電動サンダー」を使用していたところ、
塗料や油脂などが入っている「危険物倉庫」に、
火花が飛び、引火したと想定。
火災(煙)を発見した社員が、
「訓練、火事だ!火事だ!」と叫びながら、
火災報知器を鳴らすと、管理者の社員が、
従業員の避難と消防署への通報を指示した。
勤務中の社員のうち、約90人は避難し、
初期消火班に所属する約10人が、
消火器を持って、現場へ駆け付けた。



最初、初期消火班の社員が対応したが、
火の勢いが収まらないため、消防隊に引き継いだ。
土岐市消防本部からは、消防職員13人・
指揮車1台・水槽車1台・化学車1台が出動。
水槽車から吸水し、化学車から放水した。
消防職員らは、耐熱服を着て対応したり、
化学車の上部にある放水銃を使ったりした。



豊生ブレーキ工業株式会社土岐工場の
中山告工場長(つぐる)は、
「土岐工場で、土岐市消防本部さんと、
コラボ訓練を行ったのは、今回が初めて。
消防士の皆さんの訓練を見て感じたのは、
『絶対に火事は出せない』、
『絶対にご迷惑は掛けられない』ということ。
土岐工場としては、防災訓練はもちろん、
まずは『火を出さない』ことを大前提にしたい。
その上で、万一の際、初動が早くできる訓練を、
積んでおかなければならないが、
『訓練のための訓練』なら、やる必要は無い。
今後も、今回のように本番を意識し、
しっかりとした訓練を行っていきたい」と述べた。



土岐市消防本部の安藤成正警防課長(しげまさ)は、
「人による失火以外にも、地震など、
自然災害による火災が考えられる。
その場合は、土岐市内において、
危険物火災が、多発するかもしれない。
土岐市消防本部としては、そんな状況を、
再認識できた訓練だった。
豊生ブレーキ工業の皆さまには、今後も、
防火管理と計画的な消防訓練を、
継続していただきたい」と講評した。



