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2022年10月09日 (21:32)

雨の中で流鏑馬神事【土岐市妻木町の八幡神社】

八幡神社(黒田正直宮司)と、
土岐市流鏑馬行事保存会(渡辺慶信会長)は、
土岐市指定無形文化財の
「流鏑馬」(やぶさめ)神事を、
八幡神社(土岐市妻木町)に奉納した。
あいにくの雨天に見舞われたが、
少年騎手らは勇ましく馬を走らせた。
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毎年10月の第2日曜日に催しているが、
令和2(2020)年と令和3(2021)年は、
新型コロナウイルス感染症対策のため、中止とし、
流鏑馬の「代替行事」を実施した。
今年、令和4(2022)年は、
湯立神事や火縄銃の実演など、
中止にした神事や行事もあったが、
本来の祭りとして、執り行った。

八幡神社の流鏑馬は、江戸時代初期の
元和9(1623)年に、妻木の領主だった、
妻木雅楽助家頼(旗本7500石)が旅所を造営し、
馬1頭を、八幡神社に寄進したことが始まりとされる。
明治3(1870)年を最後に、流鏑馬は廃絶したが、
明治14(1881)年に再興した。
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明治14(1881)年の再開以降、
矢を射らない、弓を引くだけの流鏑馬
(弓取り式)を行ってきたが、
平成30(2018)年からは、
矢を上空へ放つようになり、
さらに令和2(2020)年からは、的を設置し、
馬を静止させた状態だけではなく、
走らせた状態からの騎射も行うようになった。
そのため、今年、令和4(2022)年からは、
「馬上射芸」を正式に復活させた。

今年の馬は9頭で、
土岐市流鏑馬行事保存会が飼育する木曽馬
「新一」と、木曽馬の里木曽馬乗馬センター
(長野県木曽郡木曽町)が所有する木曽馬7頭、
三国ウエスト農場(愛知県瀬戸市)が所有する
道産子1頭。
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流鏑馬の少年騎手(乗り子)と、
お神楽の巫女(みこ)は、
土岐市立妻木小学校の5・6年生が務めた。
馬を走らせながら矢を放つ「馬上射芸」は、
流鏑馬保存会指導部の中学生1人・高校生1人・
社会人1人の計3人が披露した。

ちなみに、八幡神社の流鏑馬は、
来年、令和5(2023)年に、
400年の節目を迎える。

下の動画は「流鏑馬神事」を撮影。
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