2022年10月28日 (17:00)
神明大杉の保存活用事業がグッドデザイン賞を受賞
瑞浪市の大湫町コミュニティ推進協議会
(小栗司会長)が事業主体となったプロジェクト
「樹齢670年 巨樹の保存活用[神明大杉]」が、
令和4(2022)年度の「グッドデザイン賞」を受賞。
大湫町コミュニティ推進協議会の小栗司会長
(74歳・つかさ)、
大湫町区長会の加藤博一区長会長
(70歳・ひろかず)、
受賞企業を代表し、田村啓さん(34歳・あきら・
造園業「庭とくらし くさまくら」代表)の3人が、
瑞浪市役所を訪れ、水野光二市長に喜びを語った。



グッドデザイン賞は、
公益財団法人日本デザイン振興会が運営。
プロジェクト名にある「神明大杉」とは、
令和2年7月豪雨の夜に倒木した、
「大湫神明神社の大杉」(瑞浪市大湫町)のこと。
今春、令和4(2022)年3月には、
倒れた樹齢670年の御神木が、
造形物「神明大杉」(しんめいおおすぎ)として、
生まれ変わった。



今回の受賞は、
造形物「神明大杉」のデザインだけが、
評価されたのではなく、
①対象物の保存活用を、地域資源の再構築と考え、
建築・ランドスケープ・まちづくりの
複合的な視点でアプローチしたこと。
②地域住民の思いを反映させるため、
町民とのディスカッションを通した、コンセプトの共有。
③自然物として、変化していくことを許容できる構造と、
宿場町の景観を妨げないような力強くミニマルな形態。
といった、災害復旧作業から、
町のシンボルとして保存活用するまでの
一連の取り組みが、評価されたもの。
そのため、受賞区分(分類)としては、
「地域の取り組み・活動」での栄誉となった。



なお、プロジェクトに取り組んだのは、
「造家工房・ナノ・ランドスキップ共同企業体」だが、
申請の都合上、受賞企業(受賞代表者)は、
「株式会社ナノメートルアーキテクチャー
一級建築士事務所」(愛知県)・
「庭とくらし くさまくら」(岐阜県)・
「一般社団法人サステナ」(岐阜県)の
3社になっている。



田村啓さんは、受賞企業を代表し、
「建設業や造園業などを営む私たちは、
『形として残すこと』ばかりを考えがち。
しかし、審査委員の評価には『無形の財産として、
地域に受け継がれていくもの』と書かれてあり、
まさに言い得て妙だと思った。
保存活用方法については、大湫町民の中に、
賛否両論があったことも事実。
ただ、これから数年後、『やって良かった』とか、
『間違っていなかったね』などと、
町民の皆さんに感じてもらえたら、うれしい。
受賞企業として、3社の名前が挙がっているが、
プロジェクトに参加したすべての企業と、
大湫町の協力のおかげだと、
感謝している」と語った。
(小栗司会長)が事業主体となったプロジェクト
「樹齢670年 巨樹の保存活用[神明大杉]」が、
令和4(2022)年度の「グッドデザイン賞」を受賞。
大湫町コミュニティ推進協議会の小栗司会長
(74歳・つかさ)、
大湫町区長会の加藤博一区長会長
(70歳・ひろかず)、
受賞企業を代表し、田村啓さん(34歳・あきら・
造園業「庭とくらし くさまくら」代表)の3人が、
瑞浪市役所を訪れ、水野光二市長に喜びを語った。



グッドデザイン賞は、
公益財団法人日本デザイン振興会が運営。
プロジェクト名にある「神明大杉」とは、
令和2年7月豪雨の夜に倒木した、
「大湫神明神社の大杉」(瑞浪市大湫町)のこと。
今春、令和4(2022)年3月には、
倒れた樹齢670年の御神木が、
造形物「神明大杉」(しんめいおおすぎ)として、
生まれ変わった。



今回の受賞は、
造形物「神明大杉」のデザインだけが、
評価されたのではなく、
①対象物の保存活用を、地域資源の再構築と考え、
建築・ランドスケープ・まちづくりの
複合的な視点でアプローチしたこと。
②地域住民の思いを反映させるため、
町民とのディスカッションを通した、コンセプトの共有。
③自然物として、変化していくことを許容できる構造と、
宿場町の景観を妨げないような力強くミニマルな形態。
といった、災害復旧作業から、
町のシンボルとして保存活用するまでの
一連の取り組みが、評価されたもの。
そのため、受賞区分(分類)としては、
「地域の取り組み・活動」での栄誉となった。



なお、プロジェクトに取り組んだのは、
「造家工房・ナノ・ランドスキップ共同企業体」だが、
申請の都合上、受賞企業(受賞代表者)は、
「株式会社ナノメートルアーキテクチャー
一級建築士事務所」(愛知県)・
「庭とくらし くさまくら」(岐阜県)・
「一般社団法人サステナ」(岐阜県)の
3社になっている。



田村啓さんは、受賞企業を代表し、
「建設業や造園業などを営む私たちは、
『形として残すこと』ばかりを考えがち。
しかし、審査委員の評価には『無形の財産として、
地域に受け継がれていくもの』と書かれてあり、
まさに言い得て妙だと思った。
保存活用方法については、大湫町民の中に、
賛否両論があったことも事実。
ただ、これから数年後、『やって良かった』とか、
『間違っていなかったね』などと、
町民の皆さんに感じてもらえたら、うれしい。
受賞企業として、3社の名前が挙がっているが、
プロジェクトに参加したすべての企業と、
大湫町の協力のおかげだと、
感謝している」と語った。
