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2023年01月29日 (22:15)

無投票の舞台裏【2023瑞浪市議選⑧】

瑞浪市議会議員一般選挙(瑞浪市議選)は、
本日、1月29日(日曜日)に、
告示日を迎えた。
議員定数16議席に対し、16人が出馬
(現職14人・新人2人)。
瑞浪市議会議員選挙としては、
7選挙区制から1選挙区制へと移行した、
昭和46(1971)年2月18日以降、
初の無投票となった。
告示日までの主な動きを振り返る(敬称略)。

当選5回の舘林辰郎(82歳)が引退。
新人の犬塚利彦(77歳)に、
日本共産党のバトンを手渡した。
新人候補としては、選挙戦に臨み、
日本共産党の党票と舘林の個人票を、
どれぐらい引き継げるのか、
戦果を確認しておきたかったところ。

当選1回にして、副議長に就任した、
山下千尋(40歳)が引退。
地盤の釜戸町の取りまとめに失敗した。
今年1月初旬の時点でも、
「釜戸町区長会が推してくれるなら、
出馬したい」との意向を示していたが、
賛同を得られなかった。

一方、その釜戸町区長会は、
別の候補者の擁立に動いていたが、
なかなか白羽の矢が立てられなかった。
釜戸町は、2人の議員を輩出できるほどの票田だが、
1人も議会へ送り出せずに、終わる可能性もあった。
地元住民からは「今は、市長も県議も、釜戸の人。
市議がゼロになっても問題ない」とする、
半ばあきらめの声も上がっていた。
そんな中、明世町山野内の出身だが、
瑞浪青年会議所や瑞浪市消防団でも活動している、
福永泰子(39歳)を、御輿(みこし)として、
担ぐことが決まった。
ただし、1月20日の区長会で、
合意が得られるまでは、発表できないとし、
1月6日の立候補予定者説明会には、
区長会長が1人で出席するなど、
土壇場までバタバタが続いた。

当選6回のベテラン・柴田増三(70歳)は、
当初は引退を表明していた。
柴田が地盤とする稲津町では、
現職の奥村一仁・三輪田幸泰のほか、
新人が立候補の動きを見せていたが、出馬を辞退。
このため急きょ、7度目の出馬をする運びとなり、
1月20日と1月23日の
「立候補届出事前審査」後に、飛び込みで、
事前審査を受けることになった。

「選挙戦なし。無投票当選」の影が見え始めると、
「1人減の状況なら、出馬するが、
16議席に16人の候補者がそろっているなら、
出馬は取りやめる」と日和る(ひよる)者や、
「自分は出馬しないが、
民意を反映させるためにも、選挙戦にすべき」と、
候補者の焚き付け(たきつけ)に動いた、
元市議などもいた。
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