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2023年03月03日 (22:32)

土岐市美濃陶磁歴史館が2つの国史跡を紹介【土岐市が誇る遺跡を】

企画展「史跡整備完了記念
~乙塚古墳とその時代~」と、
重要文化財公開
「元屋敷陶器窯跡出土品展」と題した、
2つの展覧会が、
明日、3月4日(土曜日)から、
土岐市美濃陶磁歴史館(泉町久尻)で始まる。
会期は6月4日(日曜日)まで。
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ともに土岐市泉町久尻にある国指定史跡(国史跡)
乙塚古墳附段尻巻古墳
(おとづかこふんつけたりだんじりまきこふん)と、
元屋敷陶器窯跡
(もとやしきとうきかまあと)からの
出土品などを展示。
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乙塚古墳附段尻巻古墳は、隣接する2つの古墳、
美濃地方最大級の横穴式石室を有する大型方墳
「乙塚古墳」と、土岐市内最大級の円墳
「段尻巻古墳」で構成。
飛鳥時代(7世紀前半)に造られた両古墳は、
ヤマト王権による東濃地方の支配を知る上で、
重要な遺跡のため、昭和13(1938)年
12月14日に国指定史跡になった。
土岐市が進めてきた、
史跡乙塚古墳附段尻巻古墳保存整備事業」が、
令和4(2022)年度で完了するため、
今展では、両古墳を紹介するとともに、
当時の時代背景を解説している。
乙塚古墳と段尻巻古墳からの出土品約40点に、
周辺の遺跡からの出土品なども加え、
計約250点を並べている。
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元屋敷陶器窯跡は、大窯3基と、
連房式登窯(登り窯)1基による古窯跡群で、
16世紀後半から17世紀初頭
(安土桃山時代~江戸時代初頭)まで操業。
美濃桃山陶の生産方法が分かる重要な遺跡として、
昭和42(1967)年に国史跡の指定を、
平成25(2013)年には、
出土品2431点が、重要文化財の指定を、
それぞれ受けた。
会場では、重要文化財約90点のほか、
古文書や絵画、他産地の陶磁器など、
関連資料約20点も展示。
大小さまざまな陶片から、
遊び心のある絵柄にも注目している。
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なお、今展の関連イベントとして、
「講演会」・「古代体験教室」・
「遺跡見学と展示解説」を行う。
参加者を募集している。
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また、土岐市美濃陶磁歴史館では、
コレクションデータベース」を公開。
今回の重要文化財2431点を含め、
4000点を超える収蔵品情報が、
デジタルデータとして、閲覧できる。
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問い合わせは、土岐市美濃陶磁歴史館
(TEL0572─55─1245)まで。
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