2023年03月25日 (18:35)

窯どこが東濃鉄道駄知線の跡地に陶壁を設置【3作目の陶板】

NPO法人窯どこ(加藤賢治理事長)は、
土岐市駄知町の東濃鉄道駄知線跡地
(現在の自転車歩行者専用道)に、
陶板「駄知線跡地陶壁」を設置。
関係者約20人が集まり、除幕式を開いた。
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窯どこは平成18(2006)年1月11日に設立。
会員は駄知町民を中心に約20人で、
地元の陶磁器産業や観光名所のPR活動などを行い、
まちづくりや地域の活性化に貢献している。
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窯どこは、平成20(2008)年度に、
駄知町内を流れる不動川沿いの大名街道
(不動大瀧神社の近く)に、「不動の滝陶壁」
(作画=故・安藤實氏)を設置。
令和3(2021)年3月には、
駄知町の八王子神社の前を通る大名街道に、
郷の宮陶壁」(作画=和田一人氏)を
設置しており、今回で3作目。
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今回の陶壁のテーマは「駄知線と煙突」で、
土岐市消防団駄知分団の消器庫横に設置。
ステンレス製の枠の制作は光工業(駄知町)が、
土台の制作は正村工建(駄知町)が、
それぞれ担当・協力した。
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陶板の絵は、
土岐市美術作家連盟の理事を務める日本画家、
瀧七郎さん(駄知町・85歳)が、
呉須の染め付けで描いた。
30センチ四方の陶板を、縦5枚・横8枚で組み、
昭和40(1965)年代の駄知町をイメージ。
「東濃鉄道 駄知線電車図」と題し、
駄知線を走る東濃鉄道の電車のほか、
駄知町のシンボル「夕立山」や、
煙突から煙を出す製陶所などを表現した。
また、陶壁の傍らには、
「日本一美濃焼の町」と題した、
説明文(作文=山内博文氏)も立てた。
立案を含め、制作期間は10カ月。
総事業費は約180万円で、
土岐市のまちづくり支援事業費補助金を受けた。
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窯どこの加藤賢治理事長(72歳・藤山窯)は、
「陶壁設置の記念事業として、
今年の6月3日(土曜日)午前9時から、
ウオーキングイベントを開催する予定。
3基の陶壁は、すべて作者が違うので、
それぞれの作風を楽しんでもらえると思う。
陶壁を通して、
先人たちの功績や営みを知るとともに、
美濃焼の歴史や魅力を、
次世代へと伝えていきたい」と語った。
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