2023年09月12日 (12:45)

下石小の6年生がマイカップを制作【美濃焼伝統工芸士らが作陶指導】

土岐市立下石小学校(下石町・後藤淳校長)の
6年生65人が作陶に取り組んだ。
講師として、美濃焼伝統工芸士の
加藤芳平さん(48歳・よしへい)、
美濃焼伝統工芸士の小栗賢悟さん(53歳)、
美濃焼伝統工芸品協同組合青年部の
鈴木哲平さん(40歳)の3人が来校。
児童の器づくりを指導したほか、
ろくろ成形を実演し、匠(たくみ)の技を見せた。
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下石小学校では、授業の一環として、
全校児童が作陶体験を実施。
シーサーや塔など、学年ごとにテーマを決め、
オブジェ(置物)を制作しているが、
6年生のみ、6年前から、
マグカップや湯飲み、スープカップなど、
実用的な器(日常食器)を作っている。
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6年生は2クラスに分かれて実施。
最初に、加藤芳平さんが、
土岐市を中心にした東濃地域で、
陶磁器産業が盛んな理由や、同じ器でも、
手作りによる伝統的工芸品と、
機械による工業製品との違いを説明した。
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児童らは、たたら成形に挑戦。
塩ビパイプなど、器の口径となる筒を、
新聞紙で覆った後、板状の粘土を巻き付けた。
乾燥や焼成で、1割程度、
縮むことを計算しながら、思い思いに作陶。
取っ手の有無やサイズも、
ぐい飲みからビアジョッキまでさまざま。
児童らは真剣な表情で、
オリジナルのマイカップを作った。
施釉(織部釉)・焼成は、加藤芳平さんが行う。
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加藤芳平さんは児童らに、
「器が完成したら、一度は自分で使ってみよう。
予想通りの容量が確保できたのか、
取っ手は握りやすいか、使い心地を試すことが大事。
そうすれば、日常生活で使っているあらゆる物が、
いかにデザインされているのか、
使う人のことを考えているのか、分かると思う。
物の見方を変えるきっかけにしよう」と教えた。
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