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2023年09月15日 (17:47)

パレオパラドキシアの頭骨を瑞浪市化石博物館で期間限定公開

瑞浪市は、パレオパラドキシア瑞浪釜戸標本の
クリーニング作業を進めている。
パレオパラドキシアの頭骨を、
明日、9月16日(土曜日)から、
瑞浪市化石博物館(瑞浪市明世町)で、
期間限定公開する。
公開期間は10月22日(日曜日)まで。
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パレオパラドキシア瑞浪釜戸標本は、
令和4(2022)年6月5日に、
瑞浪市釜戸町を流れる土岐川の河床
(中新統瑞浪層群宿洞層)で見付かり、
令和4(2022)年6月10日に発掘された化石。
絶滅した海生哺乳類(かいせいほにゅうるい)
パレオパラドキシア
(パレオパラドキシア科)の骨格化石で、
約1650万年前のもの。
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クリーニング作業の進捗(しんちょく)状況は、
現在、約70パーセント。
頭骨については、眼窩(がんか)や切歯(せっし)、
臼歯、犬歯の周りを覆っていた岩石を取り除いた。
上顎(うわあご)と下顎(したあご)の歯は、
かみ合った状態になっているが、
今回の展示終了後には、上顎と下顎を取り外し、
頭蓋(とうがい)の底面などを調べる。
そのため、現在の状態を見ることができるのは、
今回の展示が最後とのこと。
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パレオパラドキシア瑞浪釜戸標本は、
「パレオパラドキシア科」であることは、
特定されているが、その次の「属」については、
現在、3つの属が存在するため、
上顎と下顎を取り外し、調査・研究することで、
「属」の特定につなげたいとしている。
年齢は、人間でたとえると、60歳以上の高齢。
土岐市で発見されたパレオパラドキシアは、
「幼獣」とされているが、頭骨のサイズ自体は、
瑞浪市も土岐市も、ほぼ同じ。
クリニーング作業は、来春、
令和6(2024)年5月までには完了し、
来年の秋には、復元模型(復元レプリカ)を、
完成させる予定。
【下の画像=瑞浪市化石博物館提供】
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問い合わせは、瑞浪市化石博物館
(TEL0572─68─7710)まで。
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