東濃ニュース　土岐市・瑞浪市版

東海旅客鉄道株式会社（ＪＲ東海）は、
リニア中央新幹線日吉トンネル（南垣外工区）の
本線トンネル掘削工事に伴い、発生した土壌を調査。
土壌汚染対策法に規定する土壌溶出量基準を超える
「ふっ素」（弗素・フッ素）が検出された。
そのため、ＪＲ東海は９月１９日（火曜日）に、
東濃県事務所に報告した。
調査結果の概要は下記の通り。

◆土壌溶出量調査
【調査地点】瑞浪市日吉町地内
【項目】ふっ素
【調査検体数】２
【基準超過検体数】２
【調査結果】０・８１～０・８９mg/L
【土壌溶出量基準】０・８mg/L以下
【最大基準超過倍率】１・１倍
※非常口トンネルと本線トンネルの交点から、
名古屋方面へ約１４６０メートルの地点。

◆汚染の原因について
自然由来による汚染の可能性が高いと考えられるが、
現時点では不明。
なお、周辺地域には、ふっ素を原料に使用する、
工場や事業場は無い。

◆地下水の調査について
今後も工事の延伸に伴い、基準値を超えて、
「ふっ素」が検出される可能性があるため、
岐阜県は瑞浪市の協力を得て、
基準超過地点から掘削方向（名古屋方面）に、
９００メートルの区間において、
「岐阜県地下水の適正管理及び
汚染対策に関する要綱」に基づき、
半径２５０メートルの範囲内で、
井戸水の利用状況調査および、
水質検査を実施する。