東濃ニュース　土岐市・瑞浪市版

岐阜県は、
水質汚濁防止法第１５条の規定に基づき、
「地下水の常時監視」を毎年計画的に実施。
東濃県事務所が採水した２地点のうち１地点で、
フッ素の環境基準超過が判明した。

◆検査結果
【採水場所】瑞浪市日吉町地内の井戸
【採水日】令和５（２０２３）年９月２７日（水）
【判明日】令和５（２０２３）年１０月２６日（木）
【分析機関】岐阜県保健環境研究所
【項目】フッ素（弗素・ふっ素）
【分析結果】２・１mg/L
【地下水環境基準】０・８mg/L以下
【基準超過倍率】２・６倍
※その他の物質についても調査を実施しているが、
基準超過は無いとのこと。

◆汚染の原因
現時点では不明。
なお、周辺地域には、
フッ素を原料に使用する工場や事業場は無い。

◆今後の対応
【地下水調査について】
「岐阜県地下水の適正管理及び
汚染対策に関する要綱」に基づき、瑞浪市と連携し、
基準超過が確認された井戸から、
半径５００メートルの範囲内にある
家庭および事業場を対象に、
地下水の利用状況調査および水質検査を、
直ちに実施する。

◆参考
【地下水の常時監視について】
県内の可住地域を２㎞メッシュ
（約８００区画）に区切り、事業場の立地状況や、
飲用への地下水依存度等を勘案し、調査頻度を設定。
その調査頻度に基づき、毎年調査区画を選定し、
各区画の中の井戸１カ所について、
調査を実施している。
【令和５（２０２３）年度の調査地点数】
岐阜県内４９地点（岐阜県実施分）