2017年08月09日 (13:00)

イオン温度1億2000万度を達成【核融研が重水素実験で】

核融合科学研究所
(土岐市下石町・竹入康彦所長)は、
重水素実験により、
イオン温度1億2000万度を、
達成したと、発表した。
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核融合科学研究所では、
大型ヘリカル装置(LHD)を用いて、
「第19サイクルプラズマ実験」を、
平成29(2017)年2月8日から、
平成29(2017)年8月3日まで実施。
そのうち、「重水素実験」を、
平成29(2017)年3月7日から、
平成29(2017)年7月7日まで実施した。
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第19サイクルプラズマ実験を行う前は、
核融合科学研究所では、
軽水素(通常の水素)ガスによる実験
「軽水素実験」で得られた、
イオン温度9400万度が、最高温度だった。
重水素(軽水素より2倍重い)ガスによる実験
「重水素実験」を行ったのは、今年が初めてだが、
平成29(2017)年3月15日には、
1億度を超えるイオン温度を、達成した。
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さらに、
平成29(2017)年4月26日には、
イオン温度1億2000万度を、初めて観測。
このデータの検証を進めるとともに、
平成29(2017)年7月5日には、
「再現実験」を実施。
LHDが、ヘリカル装置における最高イオン温度、
1億2000万度を達成したことを、確認した。
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世界では、将来、核融合発電を実現するため、
「トカマク型」と「ヘリカル型」が研究されている。
国際協力により、フランスで建設が進められている、
ITER(国際熱核融合実験炉・イーター)は、
トカマク型。
トカマク型は、既に、
イオン温度1億2000万度を達成しているが、
短時間の運転に、限られている。
一方、ヘリカル型は、原理上、定常運転が可能だが、
プラズマの高性能化が、課題となっていた。
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核融合科学研究所では、ヘリカル型が、
ITER後に計画されている、
実際に核融合発電を行う「発電炉」の
最有力候補になることを、期待している。
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