2020年04月26日 (16:07)
石仏に願掛けマスクを献納【新型コロナの早期終息を祈願】
肥田瀧が洞石仏保存会(柴田和人代表)は、
新型コロナウイルス感染症の早期終息を願い、
赤い布製の手作りマスク「願掛けマスク」を、
磨崖仏(まがいぶつ)などに献納した。






土岐市肥田町の「瀧が洞」(滝が洞・滝ヶ洞)は、
稚児岩大橋(土岐市肥田町)の眼下、
肥田川を挟んだ渓谷にあり、
土岐八景の1つに数えられる景勝地。
瀧が洞(たきがほら)には、
江戸時代の明和7(1770)年に造立された、
磨崖仏《役行者像(えんのぎょうじゃぞう)》や、
大正時代初期の大正4(1915)年に作られた、
弘法大師の座像(石仏群・瀧が洞の八十八弘法)、
三十三所観音(年代不明)などが祭られている。






近年は荒れ放題だったが、地元住民が、
平成29(2017)年6月から、整備を開始。
「肥田瀧が洞石仏保存会」を組織し、
毎月第2・第4日曜日の午前中に、
倒木を片付けたり、案内看板を設置したりして、
ボランティア活動に励んでいる。
会員は、肥田町の住民ばかり、
60歳代から70歳代までの7人。






また、平成30(2018)年4月21日には、
およそ半世紀ぶりに「瀧が洞弘法祭り」を復活させた。
今年も4月21日(火曜日)に、弘法まつりを催したが、
新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防ぐため、
規模を縮小して行った。
その際、疫病退散を祈願しようと、
願掛けマスクの献納を、保存会のメンバーが発案。
マスクは、保存会会員の妻が手作りし、
見栄えがする赤色の布で、仕上げた。
磨崖仏自体の高さは、2メートル25センチで、
磨崖仏用のマスクは、縦18センチ・横25センチ。
磨崖仏1体のほか、弘法大師像1体、観音像2体にも、
針金やロープで、マスクをかけた。




柴田和人代表(土岐市肥田町上肥田・
71歳・かずひと・元土岐市職員)は、
「『こんな状況なので、マスクの献納などは、
やめた方が良い』という意見があることも、
重々承知している。
しかし、磨崖仏や弘法大師像などは、
無病息災・子孫繁栄などを祈り、祭ったもの。
石仏には、息苦しい思いをさせているかもしれないが、
終息の折には、願掛けマスクを外し、お礼をしたい。
磨崖仏・弘法大師像・観音像は、全国にある。
新型コロナウイルスの早期終息を祈願し、
ほかの地域でも、願掛けマスクの献納が、
広がってほしい」と語った。
新型コロナウイルス感染症の早期終息を願い、
赤い布製の手作りマスク「願掛けマスク」を、
磨崖仏(まがいぶつ)などに献納した。






土岐市肥田町の「瀧が洞」(滝が洞・滝ヶ洞)は、
稚児岩大橋(土岐市肥田町)の眼下、
肥田川を挟んだ渓谷にあり、
土岐八景の1つに数えられる景勝地。
瀧が洞(たきがほら)には、
江戸時代の明和7(1770)年に造立された、
磨崖仏《役行者像(えんのぎょうじゃぞう)》や、
大正時代初期の大正4(1915)年に作られた、
弘法大師の座像(石仏群・瀧が洞の八十八弘法)、
三十三所観音(年代不明)などが祭られている。






近年は荒れ放題だったが、地元住民が、
平成29(2017)年6月から、整備を開始。
「肥田瀧が洞石仏保存会」を組織し、
毎月第2・第4日曜日の午前中に、
倒木を片付けたり、案内看板を設置したりして、
ボランティア活動に励んでいる。
会員は、肥田町の住民ばかり、
60歳代から70歳代までの7人。






また、平成30(2018)年4月21日には、
およそ半世紀ぶりに「瀧が洞弘法祭り」を復活させた。
今年も4月21日(火曜日)に、弘法まつりを催したが、
新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防ぐため、
規模を縮小して行った。
その際、疫病退散を祈願しようと、
願掛けマスクの献納を、保存会のメンバーが発案。
マスクは、保存会会員の妻が手作りし、
見栄えがする赤色の布で、仕上げた。
磨崖仏自体の高さは、2メートル25センチで、
磨崖仏用のマスクは、縦18センチ・横25センチ。
磨崖仏1体のほか、弘法大師像1体、観音像2体にも、
針金やロープで、マスクをかけた。




柴田和人代表(土岐市肥田町上肥田・
71歳・かずひと・元土岐市職員)は、
「『こんな状況なので、マスクの献納などは、
やめた方が良い』という意見があることも、
重々承知している。
しかし、磨崖仏や弘法大師像などは、
無病息災・子孫繁栄などを祈り、祭ったもの。
石仏には、息苦しい思いをさせているかもしれないが、
終息の折には、願掛けマスクを外し、お礼をしたい。
磨崖仏・弘法大師像・観音像は、全国にある。
新型コロナウイルスの早期終息を祈願し、
ほかの地域でも、願掛けマスクの献納が、
広がってほしい」と語った。
