2020年08月28日 (10:58)
第22サイクル(重水素実験)の実験計画を発表【核融合科学研究所】
核融合科学研究所(土岐市下石町・竹入康彦所長)は、
本年度、令和2(2020)年度における、
第22サイクルのプラズマ実験について、
実験計画を発表した。
核融合科学研究所では、イオンと電子の温度がともに、
1億2000万度以上となるプラズマを、
ヘリカル型装置で実現するという目標を掲げている。
平成29(2017)年3月7日に、
大型ヘリカル装置(LHD)を用いて、「重水素実験」を開始。
平成29(2017)年4月26日には、
イオン温度1億2000万度を、初めて観測した。


昨年度、平成31/令和元(2019)年度に実施した、
第3年次の重水素実験では、
イオン温度8000万度を保ったまま、
電子温度を1億5000万度まで高めることに成功。
重水素によるプラズマが、高性能化する「同位体効果」により、
軽水素プラズマでは実現できなかった温度領域に、
到達することができた。
本年度、第22サイクルのプラズマ実験は、
当初、10月上旬に開始する予定だったが、
新型コロナウイルス感染症対策により、
10月15日(木曜日)からの開始に変更。
なお、第4年次となる重水素ガスを用いた実験
「重水素実験」については、初日から実施する。
今回の実験サイクルでは、
イオンと電子の温度がともに1億2000万度を超える、
核融合炉級プラズマの実現を見据え、
LHDプラズマのさらなる高温度化を目指す。
また、プラズマ閉じ込めの同位体効果研究など、
学術的な研究も推進する。
令和2(2020)年度・第22サイクルプラズマ実験
【実験期間(予定)】
令和2(2020)年10月15日(木曜日)~
令和3(2021)年2月18日(木曜日)
※うち、重水素実験は、
令和2(2020)年10月15日(木曜日)から、
令和3(2021)年1月22日(金曜日)まで。
【実験時間(原則)】
平日の火曜日から金曜日までの
午前9時から午後6時45分まで。
※月曜日に実験を行う場合あり。


ちなみに、核融合科学研究所では、
大型ヘリカル装置(LHD)による実験研究と並行し、
大規模シミュレーション研究も進めている。
今年は5年ぶりに、スーパーコンピューターシステム
「プラズマシミュレーター(模擬実験装置)」を一新。
「プラズマシミュレータ雷神(らいじん)」と名付けて、
7月1日から運用している。
本年度、令和2(2020)年度における、
第22サイクルのプラズマ実験について、
実験計画を発表した。
核融合科学研究所では、イオンと電子の温度がともに、
1億2000万度以上となるプラズマを、
ヘリカル型装置で実現するという目標を掲げている。
平成29(2017)年3月7日に、
大型ヘリカル装置(LHD)を用いて、「重水素実験」を開始。
平成29(2017)年4月26日には、
イオン温度1億2000万度を、初めて観測した。


昨年度、平成31/令和元(2019)年度に実施した、
第3年次の重水素実験では、
イオン温度8000万度を保ったまま、
電子温度を1億5000万度まで高めることに成功。
重水素によるプラズマが、高性能化する「同位体効果」により、
軽水素プラズマでは実現できなかった温度領域に、
到達することができた。
本年度、第22サイクルのプラズマ実験は、
当初、10月上旬に開始する予定だったが、
新型コロナウイルス感染症対策により、
10月15日(木曜日)からの開始に変更。
なお、第4年次となる重水素ガスを用いた実験
「重水素実験」については、初日から実施する。
今回の実験サイクルでは、
イオンと電子の温度がともに1億2000万度を超える、
核融合炉級プラズマの実現を見据え、
LHDプラズマのさらなる高温度化を目指す。
また、プラズマ閉じ込めの同位体効果研究など、
学術的な研究も推進する。
令和2(2020)年度・第22サイクルプラズマ実験
【実験期間(予定)】
令和2(2020)年10月15日(木曜日)~
令和3(2021)年2月18日(木曜日)
※うち、重水素実験は、
令和2(2020)年10月15日(木曜日)から、
令和3(2021)年1月22日(金曜日)まで。
【実験時間(原則)】
平日の火曜日から金曜日までの
午前9時から午後6時45分まで。
※月曜日に実験を行う場合あり。


ちなみに、核融合科学研究所では、
大型ヘリカル装置(LHD)による実験研究と並行し、
大規模シミュレーション研究も進めている。
今年は5年ぶりに、スーパーコンピューターシステム
「プラズマシミュレーター(模擬実験装置)」を一新。
「プラズマシミュレータ雷神(らいじん)」と名付けて、
7月1日から運用している。
