東濃ニュース　土岐市・瑞浪市版

土岐市の教育委員を務める伊藤知恵子さん
（駄知町・６９歳・いとうちえこ・弁護士）が、
土岐市役所を訪れ、加藤淳司市長に、
退任の報告をした。

伊藤知恵子さんの任期は、
平成２４（２０１２）年１０月３日から、
令和２（２０２０）年９月３０日までの２期８年。
その間、土岐市教育委員会の委員長を、
平成２７（２０１５）年１０月３日から、
平成２８（２０１６）年１０月２日まで、
また、土岐市教育長の職務代理者を、
平成２６（２０１４）年１０月３日から、
平成２７（２０１５）年１０月２日までと、
平成３１／令和元（２０１９）年１０月１５日から、
令和２（２０２０）年９月３０日まで、
それぞれ務めた。

伊藤知恵子さんは、
「少子高齢化により、土岐市の子供が減っているが、
悪い方ばかりに受け取らず、良いふうに捉えることも大事。
学校において、児童生徒の人数が少ないということは、
それだけ人間関係が密になる。
小規模校だと競争力が養われないというが、例えば、
小規模校同士が合同で、運動会などを催せば済むこと。
むしろ教師にとっては、子供たち１人ひとりの個性に、
気付く機会が増え、伸ばすことにつながるのではないか。
教育とは、３０年先、５０年先を見据えて行うもの。
今後も、子供たちが古里（ふるさと）への思いをはぐくみ、
自然豊かな郷土に誇りが持てるように、
土岐市ならではの教育を、推進してほしい」と語った。

なお、伊藤知恵子さんは、退任後も引き続き、
スクールロイヤーとして、土岐市の教育に携わる。