2020年11月30日 (13:57)
瑞浪北中学校がZEBを達成【新築のスーパーエコスクールでは日本初】
文部科学省のスーパーエコスクール実証事業に認証され、
昨年、平成31/令和元(2019)年4月に開校した、
瑞浪市立瑞浪北中学校(瑞浪市土岐町)が、
建物のエネルギー消費量を正味(実質)ゼロとする、
「net Zero Energy Building」《ZEB(ゼブ)》を達成。



瑞浪北中学校の建築設計(設計監理)を担当した、
株式会社日建設計
(本店=東京都千代田区・亀井忠夫代表取締役社長)の
田中宏明シニアダイレクター(工学博士)や、
小谷陽次郎ダイレクターアーキテクトらが、
瑞浪市役所を訪れ、水野光二市長に調査結果を報告した。



瑞浪北中学校は、
瑞浪市立瑞陵中学校(土岐町)・
瑞浪市立日吉中学校(日吉町)・
瑞浪市立釜戸中学校(釜戸町)の3校を統合。
瑞陵中学校に隣接する東側の丘陵地に新築した。
平成26(2014)年9月に、文部科学省の
「スーパーエコスクール実証事業」に採択され、
平成27(2015)年3月に、
「ゼロエネルギー化基本計画」を策定した。



消費エネルギーが実質ゼロになっているかの調査は、
瑞浪市・株式会社日建設計・株式会社日建設計総合研究所
(本店=東京都千代田区・朝倉博樹代表取締役所長)の
3者が実施。
実測期間は、平成31/令和元(2019)年9月から、
令和2(2020)年8月までの1年間。
なお、この実測期間には、
新型コロナウイルス感染症対策で休校となった、
4月7日から5月25日までが含まれる。
また、本来は夏季休暇だが、授業を実施した、
7月21日から8月27日までの期間も含まれている。
基準とした数値(日建設計による試算値)は、
中部地区の一般的な中学校のエネルギー消費量
364MJ/㎡年(MJ=メガジュール)。


瑞浪北中学校では、
①窓の下にある太陽集熱ウオールを使い、
太陽熱で、教室の空気を暖める。
②地中熱を利用するため、校舎の下全体に、
「クールヒートトレンチ」(空気の道)を設置。
ダクトでつなぎ、夏は冷えた空気を、
冬は暖かな空気を、教室に取り入れる。
③窓の外に板状のパネル「ライトシェルフ」を設置。
自然光を反射させ、室内に取り込むことで、
照明エネルギーを削減する。
など、「省エネ」を行い、
一般的な中学校のエネルギー消費量を、
50パーセントにまで削減。



そして、屋根に設置した太陽光発電パネルなどで、
発電「創エネルギー」を行い、72パーセントにまで削減した。
さらに学校で、消費しきれなかった余った電力を、
電力会社へ売電「オフサイトへ供給」。
「省エネ」・「創エネルギー」・「オフサイトへ供給」のトータルで、
101パーセントの削減効果があがったとした。



瑞浪北中学校は、新築のスーパーエコスクールとしては、
全国で初めて開校。
日建設計によると、幼稚園を除く、
全国の小学校・中学校・高校・大学のうち、
新築(改修は除く)で、ZEB(ゼブ)を達成したのは、
瑞浪北中学校が第1号(日本初)とのこと。



昨年、平成31/令和元(2019)年4月に開校した、
瑞浪市立瑞浪北中学校(瑞浪市土岐町)が、
建物のエネルギー消費量を正味(実質)ゼロとする、
「net Zero Energy Building」《ZEB(ゼブ)》を達成。



瑞浪北中学校の建築設計(設計監理)を担当した、
株式会社日建設計
(本店=東京都千代田区・亀井忠夫代表取締役社長)の
田中宏明シニアダイレクター(工学博士)や、
小谷陽次郎ダイレクターアーキテクトらが、
瑞浪市役所を訪れ、水野光二市長に調査結果を報告した。



瑞浪北中学校は、
瑞浪市立瑞陵中学校(土岐町)・
瑞浪市立日吉中学校(日吉町)・
瑞浪市立釜戸中学校(釜戸町)の3校を統合。
瑞陵中学校に隣接する東側の丘陵地に新築した。
平成26(2014)年9月に、文部科学省の
「スーパーエコスクール実証事業」に採択され、
平成27(2015)年3月に、
「ゼロエネルギー化基本計画」を策定した。



消費エネルギーが実質ゼロになっているかの調査は、
瑞浪市・株式会社日建設計・株式会社日建設計総合研究所
(本店=東京都千代田区・朝倉博樹代表取締役所長)の
3者が実施。
実測期間は、平成31/令和元(2019)年9月から、
令和2(2020)年8月までの1年間。
なお、この実測期間には、
新型コロナウイルス感染症対策で休校となった、
4月7日から5月25日までが含まれる。
また、本来は夏季休暇だが、授業を実施した、
7月21日から8月27日までの期間も含まれている。
基準とした数値(日建設計による試算値)は、
中部地区の一般的な中学校のエネルギー消費量
364MJ/㎡年(MJ=メガジュール)。


瑞浪北中学校では、
①窓の下にある太陽集熱ウオールを使い、
太陽熱で、教室の空気を暖める。
②地中熱を利用するため、校舎の下全体に、
「クールヒートトレンチ」(空気の道)を設置。
ダクトでつなぎ、夏は冷えた空気を、
冬は暖かな空気を、教室に取り入れる。
③窓の外に板状のパネル「ライトシェルフ」を設置。
自然光を反射させ、室内に取り込むことで、
照明エネルギーを削減する。
など、「省エネ」を行い、
一般的な中学校のエネルギー消費量を、
50パーセントにまで削減。



そして、屋根に設置した太陽光発電パネルなどで、
発電「創エネルギー」を行い、72パーセントにまで削減した。
さらに学校で、消費しきれなかった余った電力を、
電力会社へ売電「オフサイトへ供給」。
「省エネ」・「創エネルギー」・「オフサイトへ供給」のトータルで、
101パーセントの削減効果があがったとした。



瑞浪北中学校は、新築のスーパーエコスクールとしては、
全国で初めて開校。
日建設計によると、幼稚園を除く、
全国の小学校・中学校・高校・大学のうち、
新築(改修は除く)で、ZEB(ゼブ)を達成したのは、
瑞浪北中学校が第1号(日本初)とのこと。



