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2021年03月12日 (19:58)

三好学初代校長ゆかりの桜を土岐小学校に【苗木3本を植樹】

桜の博士と呼ばれた世界的な植物学者、
故・三好学博士(1862─1939・三好學・
みよしまなぶ)ゆかりのヤマザクラが培養され、
3種類・計14本の苗木になった。
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三好学博士は、土岐小学校の初代校長を務めたため、
うち3本(各1種類ずつ)が、
現在の瑞浪市立土岐小学校(土岐町)に植えられた。
校庭(土岐川堤防沿い)で、「三好桜植樹祭」が開かれ、
土岐地区まちづくり推進協議会の足立安博会長、
桜堂を桜の花で飾る会の宮地信介代表、
中京学院大学の平中学教授、
土岐小学校の清水憲雄校長らが、土入れを行った。
卒業記念として、6年生62人も参加。
児童を代表し、山下塁輝さん(るいき・12歳)と、
新田暎斗さん(えいと・12歳)が土をかぶせた。
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三好学博士は、石川県第三師範学校を卒業すると、
明治12(1879)年4月に、17歳4カ月で、
土岐学校の第5代目の首席訓導となった
(土岐学校の正規の教員は、三好学博士1人)。
明治13(1880)年に、土岐学校が、
土岐郡土岐村公立土岐小学校になったため、
土岐小学校の初代校長とされる
《校舎は、現在の土岐町木暮(このくれ)地内。
首席訓導職は、明治14(1881)年3月をもって、
後任者に引き継ぐ》。
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その後、日本近代植物学の開拓者として、
名をはせた三好学博士は、大正7(1918)年に、
土岐尋常高等小学校(土岐郡土岐村公立土岐小学校→
土岐尋常高等簡易小学校→土岐尋常高等小学校。
その後も統合・改称)が、
現在の中京学院大学瑞浪キャンパス(土岐町)の地に、
新築移転したことを知り、校庭に植えるようにと、
桜の苗木を数十本、土岐尋常小学校へ贈った。
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植樹から100年以上がたち、忘れ去られていた桜の木を、
中京学院大学の平中学教授が調査。
瑞浪キャンパス内に、老木2本と切り株のひこばえが、
残っていることを突き止め、
「地域の宝として、保全活動ができないか」と、
土岐地区まちづくり推進協議会と、
桜堂を桜の花で飾る会に協力を求めた。
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平中学教授らは、老木の枝と切り株のひこばえを採取し、
公益財団法人日本花の会に、鑑定と栽培を依頼。
日本花の会の結城農場(茨城県結城市)で、
挿し木により、苗木になるまで育てられた。
苗木は3種類あり、「土岐三好桜」・
「櫻堂三好桜」・「稲葉ケ丘三好桜」と命名。
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昨年12月には、中京学院大学の瑞浪キャンパスに、
「土岐三好桜」と「稲葉ケ丘三好桜」を、
各1本ずつ植樹した。
中京学院大学と土岐小学校に植えた計5本以外は、
昨年11月に、瑞浪市土岐町の古刹(こさつ)、
桜堂薬師(櫻堂薬師)に植樹した。
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