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2021年03月23日 (13:58)

瑞浪市上下水道事業経営審議会が答申【料金改定を見込む】

瑞浪市上下水道事業経営審議会は、
瑞浪市から諮問されていた、
「瑞浪市水道事業ビジョン」と、
「瑞浪市水道事業及び下水道事業
経営戦略プランの見直し」について、
答申をまとめた。
同審議会の加藤健二会長と、
橋本孝晴副会長が、瑞浪市役所を訪れ、
水野光二市長に答申書を手渡した。
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瑞浪市は、水道事業を計画的に行うため、
平成22(2010)年3月に、
「瑞浪市水道ビジョン」を策定。
平成31/令和元(2019)年度に、
計画期間が満了したため、名称を変更し、
新たに「瑞浪市水道事業ビジョン」を策定する。
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瑞浪市水道事業ビジョンは、
目標年度を令和17(2035)年度とし、
計画期間を令和3(2021)年度から、
令和17(2035)年度までの15年間とする。
将来の事業環境については、外部環境は、
人口の減少に伴い、給水量も減少傾向になると予想。
そのため、15年先の給水収益は、現在と比べ、
1億円ほど減収になると見込んでいる。
内部環境は、水道管や配水池など、
施設の老朽化により、更新需要が増加するとした。
また、水道施設を適正に運用するため、
再編統合の推進を図るとし、具体的には、
山田配水区と稲津配水区の再編統合を挙げた
(稲津配水区に係る設備の廃止)。
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事業費については、計画期間15年間に、
約62億円を見込んでいる。
収益的収支については、
令和11(2029)年度に、
単年度欠損金が生じると予想。
そのため、料金改定が必要になると、
見通しを示した(水道料金の値上げ)。
資本的収支については、不足財源は、
内部留保資金で補填(ほてん)するが、
令和7(2025)年度以降は、
企業債の借り入れが必要となると、
見通しを示した。
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瑞浪市水道事業経営戦略プランと、
瑞浪市下水道事業経営戦略プランの
計画期間はともに、
平成28(2016)年度から、
令和7(2025)年度までの10年間。
今回の審議会では、後期の5年間、
令和3(2021)年度から、
令和7(2025)年度までについて、
見直しを検討した。
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水道事業については、
瑞浪市水道事業ビジョンの内容に合わせるため、
大幅に見直すとし、
下水道事業については、
令和6(2024)年度から、
大湫地区の農業集落排水の在り方について、
検討を開始するとした。

答申では、計画期間中に、
料金の改定を見込んでいるが、
改定率の圧縮(値上げ幅の抑制)を図るため、
効率的な事業経営を行うことを求めた。
今回の答申を受け、瑞浪市は、
本年度、令和2(2020)年度中に、
「瑞浪市水道事業ビジョン」を策定するとともに、
「瑞浪市水道事業及び下水道事業
経営戦略プラン」の見直しを行う。

ちなみに、瑞浪市の水道料金は、1カ月で、
20立方メートルを使用した場合、3905円。
水道事業を行っている岐阜県内の市では、
土岐市と並び、1番高い。
瑞浪市が、水道料金を値上げしたのは、
平成15(2003)年10月が最後
(消費税の税率改定は除く)。
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