2021年04月15日 (15:17)

吉田善章新所長が所信表明【核融合科学研究所がR2研究成果を発表】

核融合科学研究所(土岐市下石町)は、
令和2(2020)年度の研究成果などを発表。
研究成果の発表に先立ち、吉田善章新所長が、
所信を表明した。
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今年の4月1日に、6代目の所長に就任した、
吉田善章所長(よしだ・ぜんしょう)は、
「核融合科学研究所の新展開」と題し、
研究所の新しい方向性を明示。
国のフロンティア促進事業として取り組んできた、
「LHD(大型ヘリカル装置)プロジェクト」が、
令和4(2022)年に完了することを見据え、
それ以降の学術的展開「Post LHD」を進めるため、
この先2年間で行うべき、研究者の意識改革や組織編成、
研究テーマの設定方法、ほかの研究機関との連携、
核融研が担うべき役割などについて言及した(以下概要)。
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核融合科学研究所では、
令和2(2020)年度の重水素実験において、
イオン温度・電子温度ともに1億度を同時に達成したが、
今後は、単なる「数値目標」だけにとどまらない、
時代に即した研究目標「ユニットテーマ」を掲げるとした。
これまでは「核融合炉の実現」という30年先の目標の下、
集中的な研究を行ってきたが、ユニットテーマでは、
「10年プロジェクト」とし、研究期間を短くするとともに、
研究者に、自身の研究テーマについて、責任を負わせる。
1ユニットは、10人から20人程度の研究者集団とし、
核融合科学を分節化・一般化することで、
展開・拡散を推進していく。
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また、核融合科学研究所を、ほかの研究機関の研究者や、
ほかの分野の科学者にとっても、開かれた研究所
「プラットフォーム(学術研究基盤)」にするため、
ユニットテーマの設定においては、
核融合科学に特化したものではなく、より先端的で、
より広義的なテーマを定めるとしている。

【令和2(2020)年度の主な研究成果】
①「重水素実験新たなフェーズへ
─水素同位体混合プラズマの乱流と
突発型不安定性の研究が大幅に進展─」
(発表者=居田克巳大型ヘリカル装置計画研究総主幹)
◆プラズマの乱流について、マイナスの効果だけではなく、
プラスの効果も発見。
突発型不安定性の閉じ込めへの影響を解明した。
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②「大規模シミュレーションとデータ科学の融合による
プラズマ乱流予測の新展開
─スパコンを用いた予測効率が大幅に向上─」
数値実験炉研究プロジェクト
(沼波政倫准教授・洲鎌英雄教授らの研究グループ)
最新鋭のスパコンを用いた、
「高精度大規模シミュレーション」
(高精度だが時間がかかる)の結果と、
これまでに得られたシミュレーションデータ
(短時間で予測できるが精度が劣る)に、
データサイエンスの手法を融合。
高効率な予測方法の開発に成功した。
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③「銅合金の新しい接合法を開発
─核融合炉の除熱性能向上に貢献・産業応用も期待─」
核融合工学研究プロジェクト
(時谷政行准教授らの研究グループ)
◆銅合金(アルミナ分散強化銅)と、
タングステンなどの金属を、強固に接合し、
さらに多段階の接合も可能にした。
「アルミナ分散強化銅のろう付接合方法」として、
2件の特許を取得した。
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