2021年04月23日 (12:32)
新種「エイキガニ」の化石を発見【キトウガニ類の化石は世界初】
瑞浪市化石博物館(明世町山野内)は、
瑞浪市内の瑞浪層群明世層
(1800万年前の地層)から、
キトウガニ(鬼頭蟹)の仲間の化石を、
世界で初めて発見したと発表。
現生種と異なる新種とし、
学名を「Orithyia eikii Karasawa,2020」
(オリシイア・エイキイ・カラサワ・2020)、
和名を「エイキガニ」と命名した。






キトウガニは現在、
主に黄海の沿岸部に生息しているが、
日本列島には生息していない。
甲羅の模様が、鬼の頭に見えるほか、
虎の顔にも見えるため、別名、
「タイガーフェイスクラブ」とも呼ばれている
※学名は「Orithyia sinica」
(オリシイア・シニカ)。
海水に住む食用の蟹(カニ)だが、
現生種1種のみが知られているだけで、
これまでに化石は見付かっていなかった。






昨秋、令和2(2020)年10月に、
瑞浪市化石博物館のボランティアが発見。
甲羅の大きさは約6センチで、
ほぼ完全体で見付かった。
甲羅の模様は、現生種とほぼ同じ。
ただし、下縁(かえん)部分のトゲ(突起)が、
現生種は左右3つが対になっているが、
化石の方は左右2つが対になっており、
新種と断定した。



なお、エイキガニという名前は、
岐阜県地歌舞伎保存振興協議会の会長として、
地歌舞伎の保存や振興に努めた、
故・小栗榮輝氏(おぐり・えいき)の
功績をたたえるため、付けた。
エイキガニは瑞浪市化石博物館で、
4月24日(土曜日)から、
5月30日(日曜日)まで展示する。
問い合わせは、瑞浪市化石博物館
(TEL0572─68─7710)まで。
瑞浪市内の瑞浪層群明世層
(1800万年前の地層)から、
キトウガニ(鬼頭蟹)の仲間の化石を、
世界で初めて発見したと発表。
現生種と異なる新種とし、
学名を「Orithyia eikii Karasawa,2020」
(オリシイア・エイキイ・カラサワ・2020)、
和名を「エイキガニ」と命名した。






キトウガニは現在、
主に黄海の沿岸部に生息しているが、
日本列島には生息していない。
甲羅の模様が、鬼の頭に見えるほか、
虎の顔にも見えるため、別名、
「タイガーフェイスクラブ」とも呼ばれている
※学名は「Orithyia sinica」
(オリシイア・シニカ)。
海水に住む食用の蟹(カニ)だが、
現生種1種のみが知られているだけで、
これまでに化石は見付かっていなかった。






昨秋、令和2(2020)年10月に、
瑞浪市化石博物館のボランティアが発見。
甲羅の大きさは約6センチで、
ほぼ完全体で見付かった。
甲羅の模様は、現生種とほぼ同じ。
ただし、下縁(かえん)部分のトゲ(突起)が、
現生種は左右3つが対になっているが、
化石の方は左右2つが対になっており、
新種と断定した。



なお、エイキガニという名前は、
岐阜県地歌舞伎保存振興協議会の会長として、
地歌舞伎の保存や振興に努めた、
故・小栗榮輝氏(おぐり・えいき)の
功績をたたえるため、付けた。
エイキガニは瑞浪市化石博物館で、
4月24日(土曜日)から、
5月30日(日曜日)まで展示する。
問い合わせは、瑞浪市化石博物館
(TEL0572─68─7710)まで。
