東濃ニュース　土岐市・瑞浪市版

土岐市の人権擁護委員の退任・新任に伴う、
法務大臣からの感謝状・委嘱状の伝達式が、
土岐市役所で開かれた。

伝達式には、加藤淳司市長や、
多治見人権擁護委員協議会の加藤泰幸会長、
同会土岐地区部会の楓重彦部会長らも出席。
岐阜地方法務局多治見支局の小森隆義支局長が、
退任者に感謝状を、新任者には委嘱状を、
それぞれ手渡した。

退任委員は小島敦子さん
（曽木町・６４歳・こじまあつこ）。
平成２４（２０１２）年４月１日から、
令和３（２０２１）年６月３０日まで、
９年３カ月務め、
多治見人権擁護委員協議会の常務委員や、
同会土岐地区部会の部会長などを歴任した。

新任委員は中居祐子さん
（曽木町・６３歳・なかいゆうこ・無職）。
１期目の任期（１期３年）は、
令和３（２０２１）年７月１日から、
令和６（２０２４）年６月３０日まで。

退任者の小島敦子さんは、
「３期９年３カ月で感じたのは、
人権は難しいということ。
人権擁護委員は、相談を受けることはできるが、
『その後どうですか』という、
問いかけができない、微妙な立場にある。
新しい委員さんや残られる委員さんには、
新たな問題が出て来ると思う。
今後は一市民として、応援していきます。
任期中に経験したことや学んだことを、
ボランティア活動などで、生かしたい」と語った。

新任者の中居祐子さんは、
「先輩委員さんや法務局の方から学びながら、
まずは３年間、頑張ります」と述べた。