2021年09月27日 (00:00)
大湫神明神社の大杉の倒木原因は【減災には根系の評価も】
大湫神明神社の大杉の倒木原因を調査した研究チームが、
9月24日(金曜日)に、オンライン記者発表を開催。
瑞浪市大湫町の神明神社境内に、パソコンを置き、
地元住民の代表者らも一緒に、研究成果を聴いた。
※報道解禁指定=9月27日(月曜日)午前0時。
名古屋大学大学院環境学研究科の平野恭弘准教授・
名古屋大学大学院生命農学研究科の谷川東子准教授らの
研究グループは、
国立研究開発法人森林研究・整備機構森林総合研究所の
南光一樹主任研究員との共同研究を実施。
論文のタイトルは「2020年7月に倒木化した
岐阜県大湫町神明大杉の根系状況」で、
根研究学会の「根の研究」30巻に掲載された。
主な内容は次の通り。
【研究背景】
令和2年7月豪雨の中、樹齢670年の大杉が倒木。
当初から、豪雨による影響が指摘されたが、
倒木化の要因は、明らかになっていなかった。



【調査方法】
①大杉の根鉢(ねばち)の大きさを直接計測。
②大杉の3次元(3D)データを取得。
③倒木時の気象状況との関係性を調査。



【研究成果】
レーザースキャナーで推定した根系体積は、
43・2立方メートル。
幹と枝の推定体積は158立方メートル。
推定していない枝葉を考慮すると、
地上部に対する根系の体積割合が、小さい。



【倒木要因】
①根鉢の中心部に広がる腐朽(ふきゅう)。
②土壌水分量の増加に伴う、根系支持力の低下。
③地上部の幹の水分量の増加
などにより、
地下部と地上部のバランスが崩れた。
大杉の倒木化は、根系の発達制限が原因。



【成果意義】
豪雨や強風などで、
巨木が倒木する被害を防ぐためには、
枝葉など、地上部の衰退状況だけではなく、
根系の生育状況についても、評価を行い、
減災につなげるべき。
9月24日(金曜日)に、オンライン記者発表を開催。
瑞浪市大湫町の神明神社境内に、パソコンを置き、
地元住民の代表者らも一緒に、研究成果を聴いた。
※報道解禁指定=9月27日(月曜日)午前0時。
名古屋大学大学院環境学研究科の平野恭弘准教授・
名古屋大学大学院生命農学研究科の谷川東子准教授らの
研究グループは、
国立研究開発法人森林研究・整備機構森林総合研究所の
南光一樹主任研究員との共同研究を実施。
論文のタイトルは「2020年7月に倒木化した
岐阜県大湫町神明大杉の根系状況」で、
根研究学会の「根の研究」30巻に掲載された。
主な内容は次の通り。
【研究背景】
令和2年7月豪雨の中、樹齢670年の大杉が倒木。
当初から、豪雨による影響が指摘されたが、
倒木化の要因は、明らかになっていなかった。



【調査方法】
①大杉の根鉢(ねばち)の大きさを直接計測。
②大杉の3次元(3D)データを取得。
③倒木時の気象状況との関係性を調査。



【研究成果】
レーザースキャナーで推定した根系体積は、
43・2立方メートル。
幹と枝の推定体積は158立方メートル。
推定していない枝葉を考慮すると、
地上部に対する根系の体積割合が、小さい。



【倒木要因】
①根鉢の中心部に広がる腐朽(ふきゅう)。
②土壌水分量の増加に伴う、根系支持力の低下。
③地上部の幹の水分量の増加
などにより、
地下部と地上部のバランスが崩れた。
大杉の倒木化は、根系の発達制限が原因。



【成果意義】
豪雨や強風などで、
巨木が倒木する被害を防ぐためには、
枝葉など、地上部の衰退状況だけではなく、
根系の生育状況についても、評価を行い、
減災につなげるべき。
