2021年10月01日 (12:38)

特別展「小山冨士夫と美濃」が土岐市美濃陶磁歴史館で開幕

世界的な陶磁研究者の小山冨士夫
(1900─1975)と、
陶磁器デザイナーの日根野作三
(1907─1984・本名=作蔵)を中心に、
昭和時代の美濃焼業界を振り返る特別展
「小山冨士夫と美濃
─昭和の窯業界のあゆみとともに─」が、
本日、10月1日(金曜日)から、
土岐市美濃陶磁歴史館(泉町久尻)で始まった。
会期は2期に分かれており、
前期は今年の12月5日(日曜日)まで。
後期は12月9日(木曜日)から、
来年の2月13日(日曜日)まで(文中敬称略)。
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岡山県倉敷市出身の小山冨士夫小山富士夫)は、
キリスト教徒の家庭に生まれ、
当初は陶工の道を志した。
しかし、作品が売れず、陶磁研究者への道に転向。
現在の陶磁研究の基礎を築いた。
「永仁の壺事件」以後、陶芸を再開。
「窯場荒らし」と称して、
知己の陶芸家の窯場を借りて、作陶に励んだ。
そのころ、美濃陶芸村構想を掲げていた、
二宮安徳・初代土岐市長に招かれ、
神奈川県鎌倉市から土岐市への移住を決めた。
土岐市泉町久尻(五斗蒔地区)に、
「花の木窯」を構え、ガス窯のほか、
斜面を利用した薪窯(まきがま)
「蛇窯」(じゃがま)を築窯。
昭和48(1973)年5月に、
初窯焼成と窯開きを行ったが、
昭和50(1975)年10月7日に、
花の木窯で急逝した(享年75歳)。
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13TN1_4247.jpg14TN1_4251.jpg15TN1_4254.jpg
特別展は2部構成で、小山冨士夫
陶芸家としての一面を紹介する第1部に対し、
第2部では、戦後、需要激増を受け、
粗製乱造が常態化した陶磁器業界において、
日根野作三が教えるクラフトデザインの精神が、
美濃窯業界に根付く過程をたどっている。
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19TN1_4267.jpg20TN1_4275.jpg21TN1_4270.jpg
クラフトデザインの重要性を説く日根野作三は、
昭和27(1952)年に、
土岐市下石町で製陶所を営む安藤知山
(1909─1959・本名=知治)とともに、
「小谷陶磁器研究所」を設立。
意匠デザインの指導を通じて、
窯業界を担う作り手を輩出した。
昭和33(1958)年に、
土岐市陶磁器試験場が完成すると、
場長に安藤知山が就任。
日根野作三は指導者となり、
小谷陶磁器研究所の役割は、試験場へ移行した。
美濃窯業界は、経済成長とともに、
機械化・量産化が進んだが、クラフトを、
「手工を主とし、近代感覚を持った
現代の生活用具」と定義した日根野作三の教えは、
現在も、製陶所や陶芸家らに受け継がれている。
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会場では、種子島の土を焼き締めた、
小山冨士夫の種子島茶わん「満月」」や、
日根野作三のデザイン帳など、
前期・後期を合わせて、約160点を展覧。
2人の友人・教え子の作品なども並べ、
地場産業「美濃焼」に与えた影響力と、
現代に通じる芸術性を示している。
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問い合わせは、土岐市美濃陶磁歴史館
(TEL0572─55─1245)まで。
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