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2021年10月10日 (17:37)

流鏑馬代替行事で疫病退散を祈願【妻木八幡神社で昨年と同様に】

土岐市妻木町の八幡神社(黒田和彦宮司)では、
毎年10月の第2日曜日に、土岐市指定無形文化財の
「流鏑馬」(やぶさめ)神事が奉納される。
昨年と同様、今年、令和3(2021)年も、
新型コロナウイルス感染症対策で、中止にした。
本日、10月10日(日曜日)は、
流鏑馬の代替行事が行われたが、非公開で実施。
そのため、参加者は、
土岐市流鏑馬行事保存会(渡邉慶信会長)の会員や、
八幡神社の関係者、地元の自治会役員、
少年騎手・巫女(みこ)の保護者らに限った。
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八幡神社の流鏑馬は、江戸時代初期の
元和9(1623)年に、妻木の領主だった、
妻木雅楽助家頼(旗本7500石)が旅所を造営し、
馬1頭を、八幡神社に寄進したことが始まりとされる。
明治3(1870)年を最後に、流鏑馬は廃絶したが、
明治14(1881)年に再興した。

流鏑馬神事の中止に伴い、鉄砲隊の武者行列や、
花馬・獅子舞・神輿渡御(みこしとぎょ)なども、
取りやめとなり、露天商の出店もなかった。
流鏑馬の弓矢(弓取り式)については、
矢をつがえず、弓を引くまねだけだったが、
平成30(2018)年の神事から、
先にスポンジが付いた矢を、上空へ放つようになった。
昨年、令和2(2020)年からは、
的を設置し、馬を静止させた状態だけではなく、
走らせた状態からの騎射も行った。
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馬は木曽馬4頭で、
土岐市流鏑馬行事保存会が飼育する「新一」と、
木曽馬の里木曽馬乗馬センター
(長野県木曽郡木曽町)が所有する3頭。
騎手(乗り子)は計9人で、内訳は、
社会人1人(25歳)・高校1年生1人・
西陵中学校の生徒5人
(3年生3人・2年生1人・1年生1人)・
妻木小学校の6年生1人(乗馬未経験)の
妻木町在住者8人と、木曽馬の里の中川剛場長。
なお、巫女として、神楽舞を披露した、
妻木小学校の6年生5人については、全員初出演。

的には、新型コロナウイルス感染症の終息を祈願し、
妻木小学校の6年生35人が、寄せ書きを施した。
騎射では、矢をつがえるのに手間取り、
的を通り過ぎてしまう騎手(乗り子)もいた。
中学1年生と小学6年生の少年騎手2人は、
「疫病退散!ホホーイ」などと掛け声を発しながら、
参道を駆け上がった。
※写真はビデオカメラで撮影。
下の動画は流鏑馬代替行事の様子。
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