2021年11月30日 (12:12)
土岐市・多治見市・瀬戸市が合同火災防御訓練【ドローンも活用】
岐阜県土岐市・岐阜県多治見市・
愛知県瀬戸市の3つの消防本部による、
「合同火災防ぎょ訓練」が、
土岐市立濃南中学校のグラウンド
(鶴里町細野・旧濃南グラウンド)で行われた。



土岐市は、昭和41(1966)年4月に、
多治見市・旧笠原町と、
「消防相互応援協定」を締結。
瀬戸市とは、同様の協定を、
昭和58(1983)年1月に結んだほか、
平成18(2006)年9月1日には、
さらに詳細な「覚書」も交わしている。
これにより、瀬戸市に近い、
土岐市鶴里町柿野西部
(雨沢地区・坂下地区など)で、
火災が発生した場合は、119番通報と同時に、
瀬戸市が応援に来ることになっている。



林野火災を想定した、3市による合同訓練は、
平成26(2014)年11月に、初めて実施。
以後、開催地を持ち回りで、行っている。



本日の訓練は、土岐市消防本部が主催し、
多治見市消防本部と瀬戸市消防本部が、
協力するというもの。
本来なら、昨年、令和2(2020)年が、
土岐市の当番(開催地)になる予定だったが、
新型コロナウイルス感染症対策のため、
今年に延期した。



訓練は、愛知県と岐阜県の県境付近で、
林野火災が発生したと想定。
発生場所を、土岐市内としたため、
土岐市消防本部が、現場の指揮を執った。
広範囲に延焼拡大する危険性があるとし、
多治見市消防本部と瀬戸市消防本部が、
応援に駆け付けた。



土岐市消防本部からは指揮車1台(4人)・
ポンプ車1台(3人)・水槽車1台(3人)が、
多治見市消防本部からはタンク車1台(4人)が、
瀬戸市消防本部からはタンク車1台(4人)が、
それぞれ出動。
サポートの市職員も含めると、約25人が参加した。
なお、訓練の様子を、濃南小学校と濃南中学校の
児童・生徒・教諭ら、計約120人が見学した。



3市の消防職員らは、緊密に連携し、放水。
土岐市の水槽車から、瀬戸市のタンク車を中継し、
多治見市のタンク車に捕水する訓練を行ったほか、
上空から、延焼状況を確認するため、
ドローン(小型無人機)を飛ばした。
指揮系統・情報共有は、
デジタル無線「統制波1」で行った。
訓練終了後には、検討会を開き、
問題点や改善点について、洗い出しをした。



指揮隊長を務めた、
土岐市南消防署の水野智文署長は、
「3市による合同訓練も、
回数を重ねてきており、当初に比べ、
連携が図れるようになってきた。
今後も『顔が見える関係』を維持していきたい。
市が違っても、消防職員の対応方法は、
基本的に同じだが、開催地が変わることで、
新鮮な気持ちで、訓練に取り組めている。
土岐市で開催した、前回との違いとして、
今回は、土岐市が所有するドローンを活用した。
林野火災の場合は、防災ヘリにも出動を頼むが、
必ずしも来てもらえるとは限らない。
自分たちだけで、延焼状況が確認できるので、
大きな戦力と言える」と語った。



愛知県瀬戸市の3つの消防本部による、
「合同火災防ぎょ訓練」が、
土岐市立濃南中学校のグラウンド
(鶴里町細野・旧濃南グラウンド)で行われた。



土岐市は、昭和41(1966)年4月に、
多治見市・旧笠原町と、
「消防相互応援協定」を締結。
瀬戸市とは、同様の協定を、
昭和58(1983)年1月に結んだほか、
平成18(2006)年9月1日には、
さらに詳細な「覚書」も交わしている。
これにより、瀬戸市に近い、
土岐市鶴里町柿野西部
(雨沢地区・坂下地区など)で、
火災が発生した場合は、119番通報と同時に、
瀬戸市が応援に来ることになっている。



林野火災を想定した、3市による合同訓練は、
平成26(2014)年11月に、初めて実施。
以後、開催地を持ち回りで、行っている。



本日の訓練は、土岐市消防本部が主催し、
多治見市消防本部と瀬戸市消防本部が、
協力するというもの。
本来なら、昨年、令和2(2020)年が、
土岐市の当番(開催地)になる予定だったが、
新型コロナウイルス感染症対策のため、
今年に延期した。



訓練は、愛知県と岐阜県の県境付近で、
林野火災が発生したと想定。
発生場所を、土岐市内としたため、
土岐市消防本部が、現場の指揮を執った。
広範囲に延焼拡大する危険性があるとし、
多治見市消防本部と瀬戸市消防本部が、
応援に駆け付けた。



土岐市消防本部からは指揮車1台(4人)・
ポンプ車1台(3人)・水槽車1台(3人)が、
多治見市消防本部からはタンク車1台(4人)が、
瀬戸市消防本部からはタンク車1台(4人)が、
それぞれ出動。
サポートの市職員も含めると、約25人が参加した。
なお、訓練の様子を、濃南小学校と濃南中学校の
児童・生徒・教諭ら、計約120人が見学した。



3市の消防職員らは、緊密に連携し、放水。
土岐市の水槽車から、瀬戸市のタンク車を中継し、
多治見市のタンク車に捕水する訓練を行ったほか、
上空から、延焼状況を確認するため、
ドローン(小型無人機)を飛ばした。
指揮系統・情報共有は、
デジタル無線「統制波1」で行った。
訓練終了後には、検討会を開き、
問題点や改善点について、洗い出しをした。



指揮隊長を務めた、
土岐市南消防署の水野智文署長は、
「3市による合同訓練も、
回数を重ねてきており、当初に比べ、
連携が図れるようになってきた。
今後も『顔が見える関係』を維持していきたい。
市が違っても、消防職員の対応方法は、
基本的に同じだが、開催地が変わることで、
新鮮な気持ちで、訓練に取り組めている。
土岐市で開催した、前回との違いとして、
今回は、土岐市が所有するドローンを活用した。
林野火災の場合は、防災ヘリにも出動を頼むが、
必ずしも来てもらえるとは限らない。
自分たちだけで、延焼状況が確認できるので、
大きな戦力と言える」と語った。



